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無始無終

むしむしゅう異読 むしむじゅう
名詞
1
標準
everlastingness
文例 · 用例
四面に海をめぐらす大八州国に数千年住み着いた民族の遠い祖先からの数限りもない海の幸いと海の禍いとの記憶でいろどられた無始無終の絵巻物である。
寺田寅彦 俳句の精神 青空文庫
ひよつとしたら花は思想以前のものであらうか、実感上に蟠る、無始無終、美の一大事因縁なのではあるまいか。
岡本かの子 花は勁し 青空文庫
神は無始無終であって原因なくして存在するというならば、この世界も何故にそのように存在するということはできないか。
西田幾多郎 善の研究 青空文庫
人間がそこから出て來た無始無終の世界といふものが死の背後にあり、死ぬことによつて人間はふたゝびその故郷へ歸つてゆくがゆゑに、それを導びく死といふものがかくも甘く考へられるのであらうか、などと時には思はれもするほどであつた。
島木健作 盲目 青空文庫
我々はこの作を讀む時、冷たい霧深い、そして無始無終の極氷洋の光景と、灼熱した太陽の光りの溶けて漂ふ印度洋と、北佛蘭西の寂しい海岸の孤つ家の戸口に坐つてゐる老女の姿とを、同時に眼前に浮ばせられる。
「氷島の漁夫」について 氷島の漁夫 青空文庫
地を這う蟻の喜悦から、星の壊る悲哀まで、無涯の我に反映して無始無終の彼方に還るのではございますまいか。
宮本百合子 C先生への手紙 青空文庫
しかもその動いてゆく先は、無始無終にわたる「永遠」の不可思議だという気がする。
芥川龍之介 大川の水 青空文庫
自然は無始無終にして五行一眞感神の靈活にして、進退に通横逆の運囘を盡して、轉定人物と爲す。
狩野亨吉 安藤昌益 青空文庫
作例 · 標準
仏教の教えでは、宇宙は無始無終であり、始まりも終わりもないとされる。
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彼は無始無終の哲学的な問いについて、夜通し考えていた。
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無始無終の時の流れの中で、私たちは生きている。
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