木瘤
きこぶ
名詞
標準
文例 · 用例
彼は樫の木に出来る木瘤のやうな拳を握りしめながら、今にも青年に飛びかゝるやうな身構へをしてゐた。
— 菊池寛 『真珠夫人』 青空文庫
彼は樫の木に出来る木瘤のような掌を握りしめながら、今にも青年に飛びかゝるような身構えをしていた。
— 菊池寛 『真珠夫人』 青空文庫
薄暗さの中にかすかに見える、木瘤、小さな瘤の真ン中に、たしかにプスリと弾丸が突き刺さったのだ。
— 三上於菟吉 『雪之丞変化』 青空文庫
こは生きて動ける大いなる木瘤の、道行く人を遮らんと、さし伸ぶる章魚の足めく小枝なり。
— FAUST. EINE TRAGODIE 『ファウスト』 青空文庫