黒馬
くろうま異読 くろま・こくば
名詞
標準
black horse
文例 · 用例
頂上近く行つたとき、俺よりも少し先に一疋の黒馬が、米俵を一杯に背負はされてこれもやつぱり山越えをして居るので、俺よりもずつと先に出かけたのであらうが、俺は空身のことだから、そこで追ひついたのでありました。
— 平出修 『夜烏』 青空文庫
風が一そうはげしくなってひのきもまるで青黒馬のしっぽのよう、ひなげしどもはみな熱病にかかったよう、てんでに何かうわごとを、南の風に云ったのですが風はてんから相手にせずどしどし向うへかけぬけます。
— 宮沢賢治 『ひのきとひなげし』 青空文庫
なみ/\の者ではよも渡すまじと見てあるところへ、殿は生月、梶原は磨墨、黒馬二匹が轡をならべて、平等院の坤、たちばなの小島が崎よりざんぶ/\と乘り入つた。
— 岡本綺堂 『佐々木高綱』 青空文庫
そして、あとの一ぴきは強い小さな黒馬でしたが、これには金貨の袋を二つつみました。
— 三、アリ・ババと四十人のどろぼう 『アラビヤンナイト』 青空文庫
ある日郊外へ出て猟をしていると、黒馬に乗った一人の美しい少年に往き逢ったが、少年は頻りに此方を振りかえるのであった。
— 田中貢太郎 『嬌娜』 青空文庫
そして、正勝は葦毛の花房に、平吾は黒馬に、松吉は栗毛にそれぞれ跨った。
— 佐左木俊郎 『恐怖城』 青空文庫
続いて黒馬が走った。
— 佐左木俊郎 『恐怖城』 青空文庫
そして、たちまちのうちに黒馬を抜き、葦毛の花房を抜いて走った。
— 佐左木俊郎 『恐怖城』 青空文庫
作例 · 標準
競馬場で、あの流線型の美しい黒馬が私の目を引いた。
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伝説の騎士は、いつも忠実な黒馬に乗って戦場を駆け巡った。
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新しく移ってきた牧場には、まだ名前のない黒馬が一頭いた。
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