瓜の木
うりのき異読 ウリノキ
名詞
標準
Alangium platanifolium var. trilobum
文例 · 用例
それから何かのおりに、竹の切れはしで、木瓜の木をやたらにたたきながら、同じ言葉を繰り返し繰り返しどなっていた姿を思い出す。
— 寺田寅彦 『亮の追憶』 青空文庫
寒い夜半、ふと六畳の方の窓辺にある木瓜の木と芙蓉の木が思い出された。
— 原民喜 『忘れがたみ』 青空文庫
あの木も今はみんな落葉して裸木になっているのだが、毎年春さきには木瓜の木が朱い蕾をもち、厚ぼったい花をひらいたし、秋になると芙蓉の淡い花が、つぎつぎに咲いては墜ちて行った。
— 原民喜 『忘れがたみ』 青空文庫
田圃側の枯れた草の中には、木瓜の木なぞが顏を出して居まして、遊び廻るには樂い塲所でした。
— 島崎藤村 『ふるさと』 青空文庫
はだしで帰らねばならないだろうことは、歩いてきた道の遠さと考えあわせて、ぞうりのきれかけたものの気持はよけいみじめだった。
— 壺井栄 『二十四の瞳』 青空文庫
作例 · 標準
例句