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底意地

そこいじ
名詞
1
標準
latent disposition
文例 · 用例
ヒステリーは治つたが、左の口尻がつり上つたきりになつて、底意地悪い顔付に見える母も、頬だけは美しい血の色を見せながら、痩せて蝋のやうな皮膚の色の兄も、跛足でしなびた小さい哲も、家の中に暖かみと繁盛とを齎らす相ではなかつた。
有島武郎 お末の死 青空文庫
」と、底意地の惡さうな返事をして、自分の頭を撫て呉れる。
三島霜川 水郷 青空文庫
それから押入れを一パイに開いて、そこに投げ込んである二三枚のボロ夜具だの、蚊帳だの、針金で鉢巻をした大きな瀬戸火鉢だの、古い新聞紙や古電球なぞをジロジロ見まわしているようであったが、やがて、今までとは丸で違った、底意地の悪い声を出しながら私をふり返った。
夢野久作 鉄鎚 青空文庫
彼はその書留を受けとつたとき、やはり父の底意地のわるさを憎んだ。
太宰治 猿面冠者 青空文庫
彼はその書留を受けとったとき、やはり父の底意地のわるさを憎んだ。
太宰治 猿面冠者 青空文庫
その頃の周さんは、あの夏休み直後の、ひやりとするくらいの、へんに底意地の悪いような表情はしなくなっていたが、それでも、何か私たちと隔絶された世界に住んでいる人みたいに、たいていはただあいまいに微笑して、それに就いてまた、あの苦労性の津田氏など気をもんで、「あいつ、どうかしているんじゃないか。
太宰治 惜別 青空文庫
「ふ、ふ、ふ」と、をんな客の當りさはりのないやうにした笑ひも、繼母の聲と共に何だか底意地ありさうに聽こえたが、義雄は險ある聲を最もいやに感じた。
發展 泡鳴五部作 青空文庫
餘分に突き出たひさしの下からじツとこちらを見詰めるところは底意地が惡いのを表するのか、さうでなければ、豫想通り目かけにでもなつてやらうかと云ふ意味だ。
發展 泡鳴五部作 青空文庫
作例 · 標準
彼は普段は穏やかだが、底意地が悪いところがある。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
彼女の底意地の悪さが、人間関係を壊してしまった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
見た目は優しいけれど、底意地が悪い人は意外と多い。
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