王法
おうほう
名詞
標準
royal decree
文例 · 用例
既に将門の乱が起つた時でも、浄蔵が大威徳法で将門を詛ひ、明達が四天王法で将門を調伏し、其他神社仏寺で祈立て責立てゝ、とう/\祈り伏せたといふ事になつてゐる。
— 幸田露伴 『平将門』 青空文庫
「それは仰せのとおりでございますが、与右衛門にとりついて、すぐ責め殺したのでは、懲らしめになりません、こうしてお菊を悩ますのも、与右衛門に苦痛を見せるためであります」 とても宥めたくらいでは累の怨霊は退かないと云うので、祈祷者を呼んで来て仁王法華心経を読ました。
— 田中貢太郎 『累物語』 青空文庫
京都の三条大橋の東に檀王法林寺というお寺がある。
— 薄田泣菫 『艸木虫魚』 青空文庫
見よ、王法の罪人が、白き額をうつぶしに、斷頭臺にしものぼる如、立ちこそあがれ、巖の上に。
— 薄田泣菫 『泣菫詩抄』 青空文庫
佛法と王法とがひとつになつて、この深い山の御堂にこの上もない有難さをひろげてゐるやうに見えた。
— 田山花袋 『道綱の母』 青空文庫
しょせんは三井寺の僧徒を煽動して叡山に敵対させ、かれらを執念く啖い合わせて、仏法の乱れ、あわせて王法の乱れを惹き起こす巧みであろう。
— 岡本綺堂 『玉藻の前』 青空文庫
正しきものの名によって兵をくわだてた勇士をかかる悲惨な境遇に陥らしめ、そして王法の敵にかかる栄えをあたうるごとき不合理な神々の前に、乞食のごとくに伏してあわれみを求めることが!
— 倉田百三 『俊寛』 青空文庫
しかればすなはち仁王法王たがひに顕はれて物を開し、真諦俗諦はたがひによりて教をひろむ。
— 三木清 『親鸞』 青空文庫
作例 · 標準
例句