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引ける

ひける
動詞-一段動詞-自動詞頻度ランク #22296 · 青空 389
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to close
文例 · 用例
しかしまたこの場合に、台所から一車もの食料品を持込むのはかなり気の引けることであった。
寺田寅彦 震災日記より 青空文庫
平野に雲の海があるとき、霞棚引けるとき、それ等を敷莚にして、幽婉な寝姿が影となって望まれる。
岡本かの子 富士 青空文庫
そして五時頃、会社が引ける時分になると、急に起きて、髪を直し、顔や耳を石鹸で洗いたてて化粧をした。
黒島傳治 老夫婦 青空文庫
子供が学校が引けると小舟に乗りこんでやって行って、「マイラセ」という小籠に一っぱいか半ばい位いの鰯を貰って来るのだ。
黒島傳治 自伝 青空文庫
ト少しドギマギして、顫えていはしまいかと自分でも気が引けるような弱い返辞をしながら、慌てて衣を着けて支度をした。
幸田露伴 観画談 青空文庫
しかし不幸にして科学が進歩するとともに科学というものの真価が誤解され、買いかぶられた結果として、化け物に対する世人の興味が不正当に希薄になった、今どき本気になって化け物の研究でも始めようという人はかなり気が引けるであろうと思う時代の形勢である。
寺田寅彦 化け物の進化 青空文庫
その音が頭の頂上まで突き抜けるように響き渡って、何よりもまず気が引けるのである。
寺田寅彦 試験管 青空文庫
適当な楽譜を得るためにはじめには銀座へんの大きな楽器店へ捜しに行ったが、そういう商店はなんとなくお役所のように気位が高いというのか横風だというのか、ともかくも自分には気が引けるようで不愉快であったから、おしまいには横浜のドーリングとかいう商会へ手紙で聞き合わしたり注文したりする事にしていた。
寺田寅彦 二十四年前 青空文庫
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to lose one's nerve