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昼行

ちゅうこう
名詞
1
標準
文例 · 用例
で、どの家も、軒より、屋根より、これが身上、その昼行燈ばかりが目に着く。
泉鏡花 陽炎座 青空文庫
私はなんだか自分までが馬鹿にされたような気になり、ああ、いやだ、いやだ、昼行燈みたいにぼうっとして、頼りない人だと思っていたら、道の真中で私に金を借りるような心臓の強いところがあったり、ほんとうに私は不幸だわ、と白い歯をむきだして不貞くされていた。
織田作之助 天衣無縫 青空文庫
いつも穏和しい栄坊ちやんが、「名主の家の昼行燈」が、こんなに意気込んでゐるのは、珍しいので、みんなは奇妙に思つた。
新美南吉 良寛物語 手毬と鉢の子 青空文庫
急飛脚でも立てて、国元の大野か大石かに殿を説いてもらう法もあるが、大野は吝ん坊で、七百両説に大賛成であろうし、大石は仇名の通り昼行灯で、算盤珠のことで殿に進言するという柄ではないし……」「困ったな。
菊池寛 吉良上野の立場 青空文庫
武士の亀鑑大石良雄は昼行灯であったそうな」「お父上!
国枝史郎 八ヶ嶽の魔神 青空文庫
それは重畳」「私昼行灯になりましょう」「ハッハハハ、昼行灯になれよ」「きっとなってお目にかけます」「昼の行灯は馬鹿気たもの、人は笑っても憎みはしない」「御意の通りにござります」「我が家は内藤家の二番家老、門地高ければ憎まれ易い。
国枝史郎 八ヶ嶽の魔神 青空文庫
それを避けるには昼行灯に限る」「昼行灯に限ります」「お、白痴になれよ白痴になれよ」 その時襖が静かに開いて、茶を捧げたお石殿が部屋の中へはいって来た。
国枝史郎 八ヶ嶽の魔神 青空文庫
ボーッとしたところは昼の行灯かな」「昼行昼行灯、よい、これはよい譬喩じゃ」「昼行灯様!
国枝史郎 八ヶ嶽の魔神 青空文庫