一国一城
いっこくいちじょう
名詞
標準
(possession of) one feudal domain and one castle
文例 · 用例
サレド富貴栄達ノ相アレバ、一国一城ノ|主タラム。
— 京へ上った退屈男 『旗本退屈男 第四話』 青空文庫
千二百石取りの大身をとらえて、金運なしと空うそぶいたのも然り、富貴栄達の道がないからこそ退屈もしていると言うのに、一国一城の主云々と言ったのも然り。
— 京へ上った退屈男 『旗本退屈男 第四話』 青空文庫
サレド富貴栄達ノ相アレバ、一国一城ノ主タラム。
— 京へ上った退屈男 『旗本退屈男 第四話』 青空文庫
一国一城のあるじが、そちのごとき中店の抱え遊女にお通い召さるとは、変った風流よのう。
— 幽霊を買った退屈男 『旗本退屈男 第十話』 青空文庫
いかさま見様に依っては、その異名のごとくぐずることにもなったに違いないが、しかし、同じぐずりであったにしても、一国一城の主人を向うに廻してのことであるから、まことにやることが大きいと言うのほかはない。
— 三河に現れた退屈男 『旗本退屈男 第五話』 青空文庫
一国一城のあるじにしてすでにそうであるから、およそ官途にある者のすべてが、下は上へ、上はそのまた上へと、一年一度の義理を果たしに出かけるのはさらに当然なことなので、すなわち伝六は右門のところへ、右門はお奉行のところへ、――もちろん行くだろうと思ったのに行かないのです。
— 妻恋坂の怪 『右門捕物帖』 青空文庫
人間ならば当然一国一城のあるじである奴だ。
— 島木健作 『黒猫』 青空文庫
このやうに一国一城よりも、骨肉の生命よりも、茶器の価値が重く見られた時代ですから、名器の発見は、その大名にとつては、所領一箇国の加増といふことにもなりました。
— 薄田泣菫 『小壺狩』 青空文庫
作例 · 標準
彼は長年の戦功により、主君から一国一城を与えられた。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
戦国武将として、一国一城を構えることは多くの者の夢だった。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
彼は独立して、自分の力で一国一城を築き上げることを誓った。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
標準
establishing only one castle in each feudal domain (edict issued by the shogunate in 1615)
作例 · 標準
江戸幕府は、大名の軍事力を削ぐために一国一城令を発布した。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
この城は、一国一城令の例外として存続が許された貴重な建築物だ。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
一国一城令により、日本各地の多くの城郭が廃城となった。
幻辭AI · gemini-2.5-pro