禿鷲
はげわし異読 ハゲワシ
名詞
標準
Old World vulture
文例 · 用例
実際感情を害することもあれば、用事がひどくこんがらかって、おしまひはいくら禿鷲コルドンさまのご裁判でも、解けないやうになるのだったと申します。
— 宮沢賢治 『林の底』 青空文庫
5 眼の鋭い、禿鷲のような男が訪ねてきて、欽二の行動について、お松の知ってる限りを鑿のような舌の先きでほじくっていった。
— 矢田津世子 『反逆』 青空文庫
その頃彼は綽名を禿鷲と呼ばれて、ロ市の盛り場一帯に鬱然たる勢力を張っておりましたが小生は同人と交際を結ぶや、その風采と、胆力と、学識と、弁舌とが如何にも堂々としているのに感心しまして、忽ち親友以上に仲よく相成り、吾が家に伴って妻の手料理で御馳走をした事が幾度もあります。
— 夢野久作 『暗黒公使』 青空文庫
けれども、それと同時に彼の恐るべき禿鷲の爪が、その愛児嬢次を虚空に掴みつつ、日本に飛んで来まして、その恐ろしい翼で、妻ノブ子を羽搏とうとしている事実がありありと感じられておるのであります。
— 夢野久作 『暗黒公使』 青空文庫
かくして以前のロッキー山下の禿鷲。
— 夢野久作 『暗黒公使』 青空文庫
その新築をして居る寺の下を過ぎて少し行くと禄付きの禿鷲 山の端にチャ・ゴッポ(禿鷲)という鳥が五、六羽居るのを見た。
— 河口慧海 『チベット旅行記』 青空文庫
それからその訳を尋ねますと、この辺では死んだ人の死骸を持って来て上げる信者が少ないからそれでこの禿鷲が大方餓えて居るので、タシ・ルフンプー寺の台所からこの八羽の禿鷲に禄が付いて居るんだという。
— 河口慧海 『チベット旅行記』 青空文庫
チベットのいわゆる鳥葬というのは仏法の方では風葬というもので、チベットでは屍骸をチャ・ゴエ(禿鷲)に食わせるのをもって一番良い葬り方として居るです。
— 河口慧海 『チベット旅行記』 青空文庫
作例 · 標準
動物番組で、肉を食べるはげ鷲の姿が映し出された。
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はげ鷲は、上空から獲物を見つけると急降下して捕らえる。
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遠くの空に、悠然とはげ鷲が飛んでいた。
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