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楊弓場

ようきゅうば
名詞
1
標準
archery range (sometimes a front for a brothel)
文例 · 用例
観音堂の後ろがまたずっと境内で、楊弓場が並んでいる。
大火以前の雷門附近 幕末維新懐古談 青空文庫
枝太郎の「両国」にはたしかに唄と唄との間に楊弓場や水茶屋の男女の口吻が一々巧みに採入れられてあり、今日似て非なる両国を諷う音曲師はあつても、この複雑巧緻な文句入りの手法を踏襲し得るものは全くない。
正岡容 寄席風流 青空文庫
中洲真砂座といふ芝居の横手の路地にも銘酒屋|楊弓場軒を並べ、家名小さく書きたる腰高障子の間より通がかりの人を呼び込む光景、柳原の郡代、芝神明、浅草公園|奥山等の盛況に劣らず。
永井荷風 桑中喜語 青空文庫
さて明治三十二、三年頃|後藤宙外『松葉かんざし』とかいへる小説に浅草公園|楊弓場のことを描きたり。
永井荷風 桑中喜語 青空文庫
その一節に曰く、楊弓場の軒先に御神燈出すこといまだ御法度ならざりし頃には家名小さく書きたる店口の障子に時雨の夕なぞ榎の落葉する風情捨てがたきものにて事今だに記憶致をり故遊びが楽になりて深く迷込む恐れもなく誠に無事なる世となり申※。
永井荷風 葡萄棚 青空文庫
天外子が『楊弓場の一時間』は好箇の写生文なり。
永井荷風 葡萄棚 青空文庫
」 僕は薬研堀と聞いて、あの辺に楊弓場のあったことを知っているかと問うて見たが、お民は知らないと答えた。
永井荷風 申訳 青空文庫
大正七八年の頃、浅草観音堂裏手の境内が狭められ、広い道路が開かれるに際して、むかしから其辺に櫛比していた楊弓場銘酒屋のたぐいが悉く取払いを命ぜられ、現在でも京成バスの往復している大正道路の両側に処定めず店を移した。
永井荷風 ※東綺譚 青空文庫
作例 · 標準
昔ながらの楊弓場は、今では観光名所になっている。
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楊弓場で腕を磨く人々は、独特の集中力を持っていた。
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物語の主人公は、楊弓場で偶然、運命の相手と出会う。
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