矼
矼
名詞
標準
文例 · 用例
「午道氷消潦」の句があり、又「残雪水鳴矼」の句がある。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
宗家三世瑞仙直温繕写の過去帖及二世全安儲蔵の過去帳に拠るに、此瑞長の後に猶一人の瑞長があつたらしく、法諡用ゐる所の文字より推するに、初の瑞長は天渓と号し、後の瑞長は三矼と号したらしい。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
其後を襲いだものは恐くは三|矼二世瑞長であらう。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
此瑞長はその天渓なるか三|矼なるかを詳にしない。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
彼の門楹は斫られたり、彼の石矼は毀たれたり、彼の前庭には、二人の刺客の足を印したり。
— 徳富蘇峰 『吉田松陰』 青空文庫
その内の最も代表的なものは玉御殿の巌上に立つ怪物や、世持橋や円覚寺の小矼等に見られる浮彫です。
— 柳宗悦 『民藝四十年』 青空文庫
これに比べ女性的な繊細な婉麗な美を示しているのは円覚寺の放生池に架せられた石矼の浮彫です。
— 柳宗悦 『民藝四十年』 青空文庫
あの円覚寺の石矼は安全に残ったのでしょうか。
— 柳宗悦 『沖縄の思い出』 青空文庫