岩崖
がんがい
名詞
標準
文例 · 用例
左へ躱した自動車は、躱し方が余りに急であつた為、機みを打つてそのまゝ、左手の岩崖を墜落しさうな勢ひを示した。
— 菊池寛 『真珠夫人』 青空文庫
左へ躱した自動車は、躱し方が余りに急であった為、機みを打ってそのまゝ、左手の岩崖を墜落しそうな勢いを示した。
— 菊池寛 『真珠夫人』 青空文庫
予の現住地田辺町と同郡中ながら、予など二日歩いてわずかに達し得る和深村大字里川辺の里伝に、河童しばしば馬を岩崖等の上に追い往き、ちょうど右の談のような難儀に逢わせるという。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
ハマカンゾウ ハマカンゾウ(浜萱草の意)というワスレグサ(萱草)属の一種があって、広く日本|瀕海の岩崖地に生育し、夏秋に葉中長|果を結び開裂すれば黒色の種子が出る、無論宿根草である。
— 牧野富太郎 『植物一日一題』 青空文庫
この植物は山地の湿った岩壁、あるいは渓流の傍の岩側面、あるいは林下の湿った岩の側面等に生じているもので、国によりこれを岩ヂシャもしくは岩崖ヂシャと称うる所を以て推せば、前にもいった様にあるいはこれを山ヂシャ(山ヂサ)と呼んでいる処がありそうに思える。
— 牧野富太郎 『植物記』 青空文庫
何れも大岩崖にして壁立處々に※有此岩燕の内石燕多しと。
— 松浦武四郎 『他計甚※(竹島)雜誌』 青空文庫
また 瀑布有岩崖に懸り高凡三十丈。
— 松浦武四郎 『他計甚※(竹島)雜誌』 青空文庫
又三十分も登ると古生層らしい岩崖が一丈二、三尺の瀑を懸けている。
— 木暮理太郎 『笛吹川の上流(東沢と西沢)』 青空文庫