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勢子

せこ異読 せご
名詞頻度ランク #42012 · 青空 63
1
標準
beater (on a hunt)
文例 · 用例
と分別をするから、礫を打つたり、煙管の雁首で引拂ふなど、今然やうな陣笠の勢子の業は振舞はぬ、大將は專ら寛仁大度の事と、即ち黒猫を、ト御新造の聲を内證で眞似て、「黒や、黒や。
泉鏡太郎 二た面 青空文庫
空気は香り高く、森は赤と鳶色の光に輝き、勢子のどよめき、鋭い銃声は新鮮な自由の歓びに充ち溢れていた。
The Portrate of Dorian Gray 絵姿 青空文庫
話は前からしてあったと見えて、やがてお茶を一杯飲むと、二人の本職の猟師と、五六人の勢子が――猟師と勢子とは同じような恰好をしていて、見分け難いのだが、私は趙の注意によって、彼等の持っている銃の大小でそれを区別することが出来た――私達について表へ出た。
中島敦 虎狩 青空文庫
疎林の間を、まだ新しい雪を藁靴でキュッキュッと踏みしめながら勢子達が真先に登って行く。
中島敦 虎狩 青空文庫
すると、私達より少し前に其処に着いていた勢子達が、私達の姿を見て、手を挙げて合図をするのだ。
中島敦 虎狩 青空文庫
しかも、勢子達の一人の言葉を趙が翻訳してくれた所によると、此の足跡はまだ非常に新しいというのだ。
中島敦 虎狩 青空文庫
私達が上ってしまうと、勢子達は犬を連れ、各々銃を肩に、松明の用意をして、何処か林の奥に消えて了った。
中島敦 虎狩 青空文庫
そして其の前には、それから三四間程の間をおいて、一人の勢子らしい男が、側に銃をほうり出し、両手を後につき、足を前方に出したまま躄のような恰好で倒れて、眼だけ放心したように虎の方を見据えている。
中島敦 虎狩 青空文庫
作例 · 標準
勢子は、獲物を猟師の方へ追い立てるのを手伝った。
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彼は、伝統的な猪狩りのための勢子として志願した。
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勢子の呼び声が森に響き渡った。
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ウィキペディア

勢子(せこ、せご)とは、狩猟を行う時に、山野の野生動物を追い出したり、射手 のいる方向に追い込んだりする役割の人を指す。かりこ(狩子、狩り子)、列卒ともいう。多人数で行う巻狩りなどの狩猟法で、勢子は活躍した。領主などの権力者が行うような大規模な巻狩では参加する勢子の人数が数百人を超えることもしばしあった。

出典: 勢子 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0