話し込む
はなしこむ
動詞-五段-マ行動詞-他動詞
標準
to be deep in talk
文例 · 用例
」と、圭子は、素直に肯いてから、「でも、美和子の話では、前川さんは二階の貴女の部屋へ上って行って、一時間も二時間も、話し込むというじゃないの。
— 菊池寛 『貞操問答』 青空文庫
尤も二時三時まで話し込むお客が少くなかったのだから、書斎のアカリの消えるのが白々明けであるのは不思議でない。
— 内田魯庵 『鴎外博士の追憶』 青空文庫
澄まして喰物を注文してポツポツやりながら、椋鳥を見つけて話し込む。
— 夢野久作 『東京人の堕落時代』 青空文庫
だから頼りになりそうな山崎のお母さんと話し込むと、正体がないほど弱くなってしまうの。
— 小林多喜二 『母たち』 青空文庫
Sによると、外国の雑誌に、日本では夜遅く外を歩く自由も、喫茶店で無理矢理な官憲の点検を受けずには、のんびりと話し込む自由もないと書いてあるそうだが、それは本当だ。
— 小林多喜二 『党生活者』 青空文庫
主人も、もし間違った時に困ると心配して居りました」「それだから、おまえさんが御用人を連れて行って、うまく話し込むんですね。
— 化け銀杏 『半七捕物帳』 青空文庫
勿論、用事はない、また落着いて話し込むわけでもないのに医院への往復の途中にはいちいち父の家に立ち寄つた。
— 牧野信一 『F村での春』 青空文庫
」と、おむらが引き止めたが、坐つて話し込むと長くなるので、二人はすぐに行くことにした。
— 島木健作 『續生活の探求』 青空文庫