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筆を走らせる

ふでをはしらせる
表現動詞-一段
1
標準
to write with facility
文例 · 用例
はじめは、いくらか系統的な叙述の形式を取ろうと企てたが、それは第一困難であるのみならず、その結果はただの目録のようなものになってしまう恐れがあるので、むしろ自由に思いのままに筆を走らせることにした。
寺田寅彦 俳諧の本質的概論 青空文庫
アニマルズの〈ウィーヴ・ガッタ・ゲット・アウト・オヴ・ディス・プレイス〉のベースラインが流れ、答案用紙に鉛筆を走らせる四組を、立った視線の高さから、横移動でゆっくりと見せる。
第3章 フルサークル、1991年 45回転の夏 青空文庫
また降りだしてひとり・ぬかるみ、こゝろ触れあうてゆく 一月廿六日 雨、終日終夜、鉛筆を走らせる
三八九日記 行乞記 青空文庫
いよいよはがきに鉛筆を走らせるまでには、どうにか文句ができるだろうくらいな、おうちゃくな根性ですましていたが、こうなってみると、いくら「候間」や「候段」や「乍憚御休神下され度」でこじつけていっても、どうにもこうにも、いかなくなってきた。
芥川龍之介 水の三日 青空文庫
(四) 文学の「楽しさ」と『フライムの子』 作者が興にまかせて筆を走らせるといふことも、時には傑れた文学を生みだすことになるやうだ。
坂口安吾 長篇小説時評 青空文庫
――ああ、そうでしたね、あなたはお母さんが……」 作文の時間―― 黒板に大きく書かれた題――「わが家」 せっせと鉛筆を走らせる生徒たち、時々顔を上げて窓の外など眺めやる、その表情の明るさ。
永井隆 この子を残して 青空文庫
それに本文は、筆写にかかわる必要はないから、すらすらと自分流に、画面にも合うように筆を走らせるから進みも早く、その日のうちに、十余枚の一冊を苦もなく仕上げてしまいました。
弁信の巻 大菩薩峠 青空文庫
佇ったまま、懐紙にさらさらと筆を走らせる
二天の巻 宮本武蔵 青空文庫
作例 · 標準
締め切りが明日に迫り、徹夜でキーボードに向かって一心不乱に筆を走らせる
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湧き上がってくるインスピレーションを逃すまいと、スケッチブックに勢いよく筆を走らせた
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会議での重要な決定事項を忘れないように、急いで手帳に筆を走らせた
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