ああでもないこうでもない
ああでもないこうでもない
表現
標準
neither this nor that
文例 · 用例
それからは朝になるまで、僕は悶々とのたうち回り、ああでもないこうでもない、どれも解答らしいものにはたどり着けません。
— THE YELLOW FACE 『土色の顔』 青空文庫
今になって私は、あの時のことを思いだし、ああでもないこうでもないといろいろなことを書き連ねています。
— 富田倫生 『本の未来』 青空文庫
だから、帝展あたりの出品を見ると皆、ああでもないこうでもない、という風にばかり感じて、どうもしっくりこれだという気になれる作品に出会わないような気がする。
— ――喜久子姫御用の「春秋屏風」その他―― 『画道と女性』 青空文庫
額縁の様式も昔から勝手気ままに造ってはいけない形式と伝統があるのだ、それは額縁の通人山下新太郎氏に聞いてもらえばすぐわかるのだ、そして、ああでもないこうでもないと何世紀の間に造られて統一した合理的な美しい種類が出来てしまっているのだ。
— 小出楢重 『楢重雑筆』 青空文庫
欲の上に欲が重なり、ああでもないこうでもないところの複雑極まりなき表現欲が積り、何枚でも何枚でも描いてみたくなるのであります。
— 小出楢重 『めでたき風景』 青空文庫
なにしろ、片方は死に、一方は過去の記憶を失っているという始末ですから、どうせどっちつかずの循環論になってしまって、結局はその二人の幻像が、ああでもないこうでもないと、物狂わしげな叫び声を上げながら、私の頭の中を駈け廻るにすぎませんでした。
— 小栗虫太郎 『白蟻』 青空文庫
」 悲憤の涙にくれた夫人は、ああでもないこうでもないと、お料理の本を引っくりかえしたすえ、これならばという自信をもって、またプディングを食膳へ上すと、夫がかならず横を向いて、 良人「お母さんがよく拵えて下すったあの甘しいプディング――あれはこうじゃなかった。
— 谷譲次 『字で書いた漫画』 青空文庫
踊屋台の一件、警固木挺の番争いから、揃い衣裳の取極め、ああでもないこうでもないと、いい齢をした旦那衆までが血眼になって騒ぎたてる。
— 山王祭の大象 『平賀源内捕物帳』 青空文庫
作例 · 標準
彼女は毎日ああでもないこうでもないと文句を言う。
クライアントがああでもないこうでもないと要求を変える。
研究チームはああでもないこうでもないと仮説を検討する。
編集者はああでもないこうでもないと原稿を直す。