開け広げ
あけひろげ
形容動詞名詞
標準
unguarded
文例 · 用例
戸外は恰も真昼のやう、月の光は開け広げた家の内へはら/\とさして、紫陽花の色も鮮麗に蒼かつた。
— 泉鏡太郎 『高野聖』 青空文庫
それになんとなく開け広げたような場所で、人の目に着きそうだ。
— 森鴎外 『雁』 青空文庫
去年あの方のお国から出ておいでになつた岩城さんが、私等夫婦をもすこし開け広げな間柄であらうとお思ひになつて、あの方のことをいろ/\とお話しになつた時に、年は自分よりも確か二つ三つ上だと云つておいでになりました。
— 與謝野晶子 『遺書』 青空文庫
大きなマリオン窓を二枚、夏空に開け広げ、出窓のタイル花壇からモクセイソウやヘリオトロープのかぐわしい匂いが漂って来る。
— A Golden Argosy 『玉手箱』 青空文庫
食堂裏の大窓が庭にむかって開け広げてあった。
— The Weight of the Crown 『王冠の重み』 青空文庫
十七番地は通りの中程にあり、扉を開け広げ、廊下にガスの炎がちょろちょろ燃えている。
— A Front of Brass 『鉄面皮』 青空文庫
酒の香と女の息と、火のぬくもりとで蒸さる様であつた室の温気は、一旦障子をあけひろげた掃除のあとで、すつかり新らしい空気と入れかはつた。
— 平出修 『瘢痕』 青空文庫
あのむかいあわせの屋根うらべやの窓も、また、あけひろげられて、カイとゲルダとは、アパートのてっぺんの屋根上の雨どいの、ちいさな花ぞので、ことしもあそびました。
— SNEDRONNINGEN 『雪の女王』 青空文庫
作例 · 標準
開け広げの例文