金牛宮
きんぎゅうきゅう
名詞
標準
Taurus (2nd zodiacal sign)
文例 · 用例
さて大学生諸君、その晩空はよく晴れて、金牛宮もきらめき出し、二十四日の銀の角、つめたく光る弦月が、青じろい水銀のひかりを、そこらの雲にそそぎかけ、そのつめたい白い雪の中、戦場の墓地のように積みあげられた雪の底に、豚はきれいに洗われて、八きれになって埋まった。
— 宮沢賢治 『フランドン農学校の豚』 青空文庫
たゞその野原の三時すぎ東から金牛宮ののぼるころ少しとろとろしただけでした。
— 宮沢賢治 『土神と狐』 青空文庫
ただその野原の三時すぎ東から金牛宮ののぼるころ少しとろとろしただけでした。
— 宮沢賢治 『土神ときつね』 青空文庫
日の金牛宮を過ぐるとき誕れぬ。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
するとその異人が金牛宮の頂にある七星の話をして聞かせた。
— 夏目漱石 『夢十夜』 青空文庫
すなわち、人馬宮の弓には、天蝎宮には、処女宮のY字形には、獅子宮の大鎌形には、双子宮の双児の肩組みには、勿論|金牛宮は、主星アルデバランの希伯来称「|神の眼」どおりに、第一位の※となる。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
星は、かれらが一時逃避した無機物有機物によって、双魚座、宝瓶宮、磨羯宮、射手座、天蠍宮、天秤座、処女座、獅子宮、巨蟹宮、両子宮、金牛宮、白羊座、と、この十二の名で呼ばれることになった。
— 牧逸馬 『ヤトラカン・サミ博士の椅子』 青空文庫
その後に輝くは白羊宮の星なり(地、一一・一一二―四註參照)、こゝには春太陽の光が白羊宮の星の光とまじりて地上に降るときをいふ原語 lasca は淡水に住む魚の一種五五―五七【日が】太陽白羊宮の後なる金牛宮に移りてその日毎の※轉を續けざるまに。
— LA DIVINA COMMEDIA 『神曲』 青空文庫