語り明かす
かたりあかす
動詞-五段-サ行動詞-他動詞
標準
to talk the night away
文例 · 用例
それは、肉体も魂いもしっくりと融け合って、細君であると同時に情婦らしい感じのする女、つまり理性と享楽を兼ねていて、沁々と話がわかって、夜は温々とした室で、打解けた寝床に心ゆくまで語り明かすような女――を探し求める心であった。
— モーリス・ルヴェル Maurice Level 『孤独』 青空文庫
金椎は気を利かして、蝋燭を立て増してこの部屋を明るくし、炉炭を加えてこの室を暖かにし、二人が、いつまでも語り明かすに不快を起させまいと働きます。
— めいろの巻 『大菩薩峠』 青空文庫
勝重もほとんど不眠の一夜を師匠の霊前に送ったあとなので、懇意な伏見屋方で二時間ばかり寝かしてもらったが、またその日には妻籠の連中やお粂夫婦を迎えて今一夜師匠の棺の前に語り明かすはずである。
— 第二部下 『夜明け前』 青空文庫
幸ひ行き止りの二方口の部屋ですから、廊下には信用の出來る子分を二人張り込ませ、自分は日本橋からやつて來た大番頭の嘉七、寮の番人夫婦などと一緒に、次の部屋に陣取つて、夜と共に語り明かす決心を定めました。
— 振袖源太 『錢形平次捕物控』 青空文庫
幸い行き止まりの二方口の部屋ですから、廊下には信用の出来る子分を二人張り込ませ、自分は日本橋からやって来た大番頭の嘉七、寮の番人夫婦などと一緒に、次の部屋に陣取って、夜とともに語り明かす決心を定めました。
— 振袖源太 『銭形平次捕物控』 青空文庫
伊豆の方に、ここに来てもらって話をつけようかと思う、と仰言るので、背筋がすうっと寒くなって、力が抜けて、少しふるえ出してしまったけど、一度は逢って話さなければならないと仰言っていられたので同意したことから、波紋を招いて、昨夜(八日夜)は一晩中二人共うつらうつらしたりして、語り明かす。
— 太宰治との愛と死のノート 『雨の玉川心中』 青空文庫
しかしそういうのはたいてい昼間集まるだけで、食事でもすますと解散することに今はなっているが、別になお幾つかは庚申と同じように、一夜を睡らずに語り明かす集会があって、これを総称してまちごとといっている。
— 柳田国男 『年中行事覚書』 青空文庫
作例 · 標準
昨晩は、旧友と飲みながら仕事の悩みを語り明かした。
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キャンプファイヤーを囲んで、みんなで将来の抱負を語り明かした。
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一緒に過ごした日々を語り明かし、夜空にはもう星が見えなくなっていた。
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