掛かり合い
かかりあい
名詞
標準
文例 · 用例
あれほどいったのに、まだやめないかと、たいへんこちらがおしかりのようでしたが、このかたはいったい、どういう掛かり合いのおかたなんです」「…………」「え?
— 血の降るへや 『右門捕物帖』 青空文庫
こうしてお二人のお腹立ちが日一日と、いえ、一時間一時間に、激しくなっていきますので、わたくしはときどき、恐ろしさのあまり、いっそ自殺してしまおうかと思うことがございますよ、若旦那、わたしはもうあのお二人にはつくづく匙を投げましたよ」「じゃ、なんだって掛かり合いになったんだい?
— 上 『カラマゾフの兄弟』 青空文庫
「どうして掛かり合いにならずにいられましょう?
— 上 『カラマゾフの兄弟』 青空文庫
彼の女はかりそめにも不正なことに対しては、掛り合いを持ちたくなかったのでしょう。
— コナン・ドイル 『暗号舞踏人の謎』 青空文庫
追ってお尋ねを受ける事と思うが、実は身共も少々あの女に掛り合いがあっての」「ヘエッ。
— 夢野久作 『斬られたさに』 青空文庫
この国はもとより人民の掛り合いにして、しかも金主の身分たる者なれば、なんとして国の盛衰をよそに見るべけんや、たしかにこれを引請けざるべからず。
— 福沢諭吉 『学者安心論』 青空文庫
私も少し掛り合いの間柄だったので出迎いにいってやった。
— ――或る青年の「回想記」の一節―― 『黒点』 青空文庫
掛り合いになって名の出ることを恐れた紳士は、「23」の出現を何よりの好機会に、地上の彼女を「23」に押しつけて、雲隠れしたわけでした。
— Mrs. 7 and Mr. 23 『踊る地平線』 青空文庫