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号哭

ごうこく
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
1
標準
wailing
文例 · 用例
北海の滸に到ってこのことを告げたとき、蘇武は南に向かって号哭した。
中島敦 李陵 青空文庫
三つの蛟は又あらわれて母の墓所に赴き、幾日も号哭して去った。
捜神後記(六朝) 中国怪奇小説集 青空文庫
新品卸し立ての妻君を犠牲にして計劃した必死の事業が、ミスミス駄目になって行くのだから……号哭、起つ能わずとあるが道理千万……遂に思えらく、吾、一度天下のために倫常を超ゆ。
夢野久作 ドグラ・マグラ 青空文庫
その院長倫陀博士の応急手当で、ロスコー氏はヤット意識を回復して、前記のような事実を辛うじて物語るには語ったが、元来が西洋人一流の極度にセンチな意気地のない性格らしく、一種の痴呆患者か何ぞのようにボロボロと涙を流して「マリイマリイ」と号哭するばかりで、何が何だかサッパリ要領を得ない。
夢野久作 S岬西洋婦人絞殺事件 青空文庫
しかるに論者は一方においては冗官を汰すべし、不急の土木を廃すべし、地税を減ずべしと疚痛惨怛、かの舜が歴山の野に犂によって佇み、旻天に号哭したるがごとく嘆訴すれども、かえって一方においては海陸軍を拡張せざるべからずと勧告するはなんぞや。
徳富蘇峰 将来の日本 青空文庫
自然界に於て、甚しく号哭して、其勢の猛烈なるもの、其結果の恐る可きものは、暴風を措て、他に求む可からざればなり。
高木敏雄 比較神話学 青空文庫
天上光明の神と反対の性質を具え、滄海の主、根国の主として、暗黒の性質を有し、啼泣号哭を行為として、昇天に際して、国土を震動せしめ、滄海を沸騰せしむる素盞嗚尊は、暴風雨の神に非ずして、果して何の神ぞ。
高木敏雄 比較神話学 青空文庫
かくて「アイゼンバッハ」と「ゴータ」との間なる「ヘルゼル」山中の「ヘルゼル」洞門は、下界に通ずる門戸となり、往時はその洞門より、夜々呻吟号哭の声洩れ聞ゆと信ぜられ、遂に「ヘルゼル」の義を以て精霊と解するに至れりと。
高木敏雄 比較神話学 青空文庫
作例 · 標準
悲しい知らせを聞き、彼女は声も出さずに号哭した。
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災害の現場からは、多くの人々の号哭が聞こえてきた。
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彼はあまりの悔しさに、誰にも見られない場所で号哭していた。
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