喘ぎ
あえぎ
名詞頻度ランク #43922 · 青空 55 例
標準
gasping
文例 · 用例
翁は、ういういしく不器用な形の獣の仔を見ると、何か心の喘ぎが止まるような気がした。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
けれども、或る夜は發作に喘ぎ迫る胸を抑へながら、私は口惜しさに涙ぐんだ。
— 南部修太郎 『處女作の思ひ出』 青空文庫
」と、云ひながら、私は少し喘ぎ喘ぎ登つた。
— 南部修太郎 『修道院の秋』 青空文庫
その層の一番どん底を潜って喘ぎ喘ぎ北進する汽車が横川駅を通過して碓氷峠の第一トンネルにかかるころには、もうこの異常高温層の表面近く浮かみ上がって、乗客はそろそろ海抜五百メートルの空気を皮膚に鼻にまた唇に感じはじめる。
— 寺田寅彦 『浅間山麓より』 青空文庫
……」喘ぎ喘ぎ風のように、工人は、白い泡と一緒に言葉を吐いた。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
親爺は餓死した屍のように、かん骨はとび上がり、眼窩は奥の方へ窪んで、喘ぎ/\呻いていた。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
さあ、これからが名代の天生峠と心得たから、こっちもその気になって、何しろ暑いので、喘ぎながらまず草鞋の紐を緊直した。
— 泉鏡花 『高野聖』 青空文庫
自分らは汗をふきながら、大空を仰いだり、林の奥をのぞいたり、天ぎわの空、林に接するあたりを眺めたりして堤の上を喘ぎ喘ぎ辿ってゆく。
— 国木田独歩 『武蔵野』 青空文庫
作例 · 標準
これは喘ぎの例句です。
標準
asthma
作例 · 標準
これは喘ぎの例句です。
ウィキペディア曖昧さ回避
喘ぎ(あえぎ): 喘ぎ呼吸 - 努力呼吸(努力性呼吸)の一種。死戦期呼吸参照。 浅速呼吸 - パンティングともいう。動物の体温調節機能の一つ。 喘息 - 気管支の炎症による呼吸困難症状を伴う疾患。 よがり声 - 性的快感によって思わず出る声。俗に「喘ぎ声」と呼ばれる。
関連項目
- 喘鳴 — 呼吸困難時に気道から発する音。
出典: 喘ぎ — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0