なはる
なはる
動詞-四段-ラ行-古典補助動詞
標準
to do
文例 · 用例
それははるかなはるかな太平洋の上におおっている積雲の堤であった。
— 寺田寅彦 『春六題』 青空文庫
「滑りなはるな」と婆やはかやの手をしっかり握って、湿った足場を探り探り渡った。
— 岡本かの子 『かやの生立』 青空文庫
「おや、おかやちゃん、あんた、甚三さんに、見惚れて居なはるな、甚三さん、おかやちゃんがな、このお嬢ちゃまがな、お前さんの笛の音が、大好きでな、毎晩々々、それはそれは、熱心に聞きとて居なはることよ、な」 婆やの、このおしゃべりが終った時、甚三はまた、誰にということも無く例の笑いを、にっと現わした。
— 岡本かの子 『かやの生立』 青空文庫
そして、貴族院いうたら、あんた、どんな組織イになってるか知ってなはるかと、セルロイドのマスクのかげで執拗く客に問い掛けると、客は露骨にいやな顔した。
— 織田作之助 『婚期はずれ』 青空文庫
「与四郎さん、こんなとこで寝てなはる。
— 岡本かの子 『食魔』 青空文庫
洗練されたものには、和やかさ柔かさ、上品な明快さがひとりでにそなはる。
— 岡本かの子 『一平氏に』 青空文庫
……へへへ、お古い処、お馴染効でございます、へへへ、お上んなはるよ。
— 泉鏡花 『菎蒻本』 青空文庫
そしたら私が方へ来て食りなはるか。
— 泉鏡花 『南地心中』 青空文庫
作例 · 標準
「よう来なはったな」と、店主が馴染み客を温かく迎えた。
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先生、そんなところでお立ちになはらず、どうぞお掛けください。
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「無理をしなはると後で響きますよ」と、お医者さんに釘を刺された。
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