包装紙
ほうそうし
名詞
標準
wrapping paper
文例 · 用例
赤天狗青天狗銀天狗金天狗という順序で煙草の品位が上がって行ったが、その包装紙の意匠も名に相応しい俗悪なものであった。
— 寺田寅彦 『喫煙四十年』 青空文庫
ここにまた、碧い包装紙を拡げ、検査された完全紙の層を、としりとしとしと載せ、重ねて、揃えて、整えて、またパタパタと四方から包み、サッサッと糊刷毛で掃き、レッテルを貼り、押し、叩き、次の荷造場へ送る中年おんなの活躍もさることだが、彼女らもまた同じ種の高麗鼠である譏りは徹頭徹尾|免れない。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
「じゃあ、注文はそれでいいとして……」「わたし、包装紙とリボンはもってます。
— 第2章 メリーゴーラウンド、1967年 『45回転の夏』 青空文庫
籠は大粒の翡翠色した葡萄の房や、包装紙を透けて見える黄金色のオレンジなどで詰まっていた。
— 徳田秋声 『仮装人物』 青空文庫
」 そう言って葉子は包装紙にくるんで寄越した浴衣を、そこへ拡げていたが、「あの人|目容がなかなか油断ならないって、北山さんがそう言っていますよ。
— 徳田秋声 『仮装人物』 青空文庫
或る時木山が夜おそく帰つて来ると、何か薄い角いものを、黙つて長火鉢の側にゐる晴代の前におくので、彼女は包装紙によつて、仲屋の半襟か何かだらうと思つた。
— 徳田秋声 『のらもの』 青空文庫
それも古いコンピューターの世界に転がっていた言語とOSを、パーソナルコンピューターという新しい包装紙でくるんだだけの、焼き直しの商売だったのではないか。
— 富田倫生 『パソコン創世記』 青空文庫
パリ郊外のムードンあたりと思はれる佐伯にしては珍しく色彩の明るい、包装紙かなにかにサラリと描いた初秋の森である。
— 岸田國士 『帆船の絵について』 青空文庫
作例 · 標準
贈り物のイメージに合わせて、落ち着いた色合いの包装紙を選んだ。
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デパート特注の包装紙で丁寧に包まれた箱を見ると、特別な日の喜びが込み上げる。
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使用済みの綺麗な包装紙を捨てずに取っておき、ブックカバーとして再利用している。
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