序開き
じょびらき
名詞動詞-サ変
標準
beginnings
文例 · 用例
之を序開きとして種々の不思議がある。
— 岡本綺堂 『雨夜の怪談』 青空文庫
彼奴が相当に、抱ッこで夜さり寝ようというのは、こけ勘が相応なんで、その夜なしの貧乏神は縁があったと見えまして、狐床の序開き、喧嘩以来、寝泊りをしていたんです。
— 泉鏡花 『式部小路』 青空文庫
南無三宝、此の柱へ血が垂れるのが序開きかと、其十字の里程標の白骨のやうなのを見て居る中に、凭かゝつて居た停車場の朽ちた柱が、風もないに、身体の圧で動くから、鉄砲を取直しながら後退りに其処を出た。
— 泉鏡花 『二世の契』 青空文庫
) 金碗大輔が八房もろとも伏姫をも二つ玉で撃留めたのはこの長物語の序開きをするセラエヴォの一発となってるが、日本に鉄砲が伝来したのが天文十二年であるは小学校の教科書にも載ってる。
— 内田魯庵 『八犬伝談余』 青空文庫
そんな話をする事には、物慣れてゐる城持ちの貴婦人が、何か序開きに一言二言云つて置いて、傍に立つてゐた一人の耳に口を寄せて囁くと、その聞いた女が隣に伝へる。
— XANTHIS 『クサンチス』 青空文庫
先ず「娘節用」が序開きで、それから「春色梅ごよみ」「春色|辰巳園」などというものが皆んなの眼に這入って、お近さんまでが狂訓亭主人の名を識るようになると、若い女の多いこの下屋敷の奥には一種の春色が漲って来ました。
— 岡本綺堂 『三浦老人昔話』 青空文庫
」 それを序開きに、彼はきのうの一条について師匠に詰問をはじめたのです。
— 岡本綺堂 『三浦老人昔話』 青空文庫
そういうわけで、探偵物語の創作はこれが序開きであるので、自分ながら覚束ない手探りの形でしたが、どうやら人気になったと云うので、更に森君から続篇をかけと注文され、翌年の一月から六月にわたって又もや六回の捕物帳を書きました。
— 岡本綺堂 『綺堂むかし語り』 青空文庫
作例 · 標準
新しい学年が始まり、希望に満ちた序開きを迎えた。
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このイベントの序開きとして、記念すべきスピーチが行われた。
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人生の序開きは、時に困難な道を選ぶこともある。
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