幻辞.com

絡繹

らくえき
形容詞-たる副詞-と
1
標準
constant (stream of traffic)
文例 · 用例
また右手の小高き岡に上って見下ろせば木の間につゞく車馬|老若の絡繹たる、秋なれども人の顔の淋しそうなるはなし。
寺田寅彦 半日ある記 青空文庫
続きて一団また一団、大蛇を籠に入れて荷う者と、馬に跨りて行く曲馬芝居の座頭とを先に立てて、さまざまの動物と異形の人類が、絡繹として森蔭に列を成せるその状は、げに百鬼夜行一幅の活図なり。
泉鏡花 義血侠血 青空文庫
剩へ野町、野田寺町、地黄煎口、或は鶴來往來より、野菜を擔荷ひて百姓の八百物市に赴く者、前後疾走相望みて、氣競の懸聲勇ましく、御物見下を通ること、絡繹として織るが如し。
泉鏡花 鐵槌の音 青空文庫
――暮秋の大日あかあかと海に沈めば、凋落の市に鐘鳴り、絡繹と寺門をいづる老若の力なき顔、あるはみな青き旗垂れ灰濁める水路の靄に寂寞と繋る猪木舟、店々の装飾まばらに、甃石ちらほら軋る空ぐるま、寒き石橋。
北原白秋 邪宗門 青空文庫
楠正成、名和|長年以下の凱旋諸将を従えられ、『増鏡』に依ると、其の行列は二条富小路の内裏から、東寺の門まで絡繹として続いたとある。
菊池寛 四条畷の戦 青空文庫
わが觀るところの演劇は、緑肥えたる葡萄圃、行人|絡繹たるサレルノ街道、其背後の暗碧なる山脈等を道具立書割として、自ら悲壯劇の舞群となれるポムペイ市の死の天使の威を歌へるなり。
IMPROVISATOREN 即興詩人 青空文庫
なきあと ボルゲエゼ家の館は賀客|絡繹たり。
IMPROVISATOREN 即興詩人 青空文庫
柱列の間には行人|絡繹として、そのさまいと樂しげなれども、われは獨り心の無聊に堪へざりき。
IMPROVISATOREN 即興詩人 青空文庫
作例 · 標準
初詣の時期になると、この有名な神社には参拝客が絡繹として絶えることがない。
Illusions AI · gemini-3-flash-preview
国境付近では、物資を運ぶトラックが絡繹と列をなして行き交っている。
Illusions AI · gemini-3-flash-preview
新しいショッピングモールの開店初日、入り口には客が絡繹と押し寄せた。
Illusions AI · gemini-3-flash-preview
絡繹(らくえき) — 幻辞.com