方広
ほうこう
名詞
標準
文例 · 用例
蓮花王院方広寺に行く。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
仏の三十二相の第二は螺髪右旋、その色紺青(『方広大荘厳経』三)、帝釈第一の后|舎支、目清くして寛に、開いて媚あり、髪青く長く黒く一々|旋る(『毘耶婆問経』下)。
— 犬に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
唐の不空が詔を奉じて訳した『金剛恐怖集会方広軌儀観自在菩薩三世最勝心明王経』という法成寺からツリを取るほど長い題目の仏典に、摩訶迦羅天は大黒天なり、象皮を披き横に一槍を把る云々。
— 鼠に関する民俗と信念 『十二支考』 青空文庫
謹慎を命ぜられた三条、西三条、東久世、壬生、四条、錦小路、沢の七卿はすでに難を方広寺に避け、明日は七百余人の長州兵と共に山口方面へ向けて退却するとのうわさがある。
— 第一部下 『夜明け前』 青空文庫
四方|広濶にして、山頂は草原――」「四方広濶にして山頂は?
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
み目覚めの鐘は智恩院聖護院出でて見給まへ紫の水 本によつては聖護院が方広寺になつてゐる。
— 平野萬里 『晶子鑑賞』 青空文庫
方広寺では音楽がこはれてしまふ。
— 平野萬里 『晶子鑑賞』 青空文庫
大般若転読をする勤行に争ひて降る山の雨かな 十二年五月雨頃奥山方広寺に暫く滞留して水月道場の気分に浸られた折の作。
— 平野萬里 『晶子鑑賞』 青空文庫