髪等
かみとう
名詞
標準
文例 · 用例
その後、廃藩置県、法律改定、学校設立、新聞発行、商売工業の変化より廃刀・断髪等の件々にいたるまで、その趣を見れば、我が日本を評してこれを新造の一国と云わざるをえず。
— 福沢諭吉 『学者安心論』 青空文庫
髪等も房々と厚くてどこか素なおらしい体つきの子であったが、まだ十三四で、四肢も木の枝を続ぎ合わせた様に只長い許りで、肩などもゴツゴツ骨張った様な体の中は、お関はお久美さんに対して何にも殊った感じは持たなかった。
— 宮本百合子 『お久美さんと其の周囲』 青空文庫
その前の日に漸う床を離れた許りで、まだ頭の奥が重い様な気持で、何事も手に就かないで居た※子は意外なお久美さんの声に驚きもし喜びもして、年に似合わしい浴衣を軽く着て、髪等もまとまりよく結ったふだんとはまるで人の違う様な姿を楽しそうな眼差しでながめやった。
— 宮本百合子 『お久美さんと其の周囲』 青空文庫
引き出しには留針や、糸や、頭髪等が一杯入っている。
— 日本その日その日 『日本その日その日』 青空文庫
汚した顏、亂れた服裝(彼の上衣は、まるで取つ組み合でもして背中から裂けてしまつたかのやうにだらりと腕から垂れ下つてゐた)、絶望したやうな、蹙め顏、粗々しい逆立つた頭髮等は巧みに人相を變へてはゐたが、私にはロチスター氏であることが分つた。
— ブロンテイ 『ジエィン・エア』 青空文庫