様思
ようおもえ
名詞
標準
文例 · 用例
妖怪より余程怖い馬鹿だもの、今夜はもう意見をするんぢやあないから謝罪たつて承知はしない、撲殺すのだから左様思へ」と笞の音ひうと鳴りて肉を鞭つ響せり。
— 泉鏡花 『妖怪年代記』 青空文庫
お部屋へ知れますと悪うござりますが、貴下様思召で、)と至って慇懃です。
— 泉鏡花 『南地心中』 青空文庫
はじめは先生も笑ひながら、ま、あなたが左様思つて居るのなら、しばらくさうして置きましやう。
— 泉鏡花 『化鳥』 青空文庫
ただ大友がその時、一寸|左様思っただけである。
— 国木田独歩 『恋を恋する人』 青空文庫
「否、僕は真実に左様思います、何故彼女がお正さんと同じ人で無かったかと思います。
— 国木田独歩 『恋を恋する人』 青空文庫
我輩警察のために棄置かん、直ちに貴公のその額へ、白墨で、輪を付けて、交番へ引張るでな、左様思え、はははは。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
政宗方の史伝に何も此様いう計画をしたという事が遺って居るのでは無いが、前後の事情を考えると、邪推かは知らぬが斯様思える節が有るのである。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
然しそれは実際|然様だったかも知れぬが、何も政宗の方で手を出して居る事実が無いから、蒲生方で然様思ったという証拠にはなるが、政宗方で然様いう企を仕たという証拠にはならぬ。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫