肘木
ひじき
名詞頻度ランク #34562 · 青空 12 例
標準
ancon
文例 · 用例
それはおもての舟梁とその次の舟梁とにあいている孔に、「たてじ」を立て、二のたてじに棟を渡し、肘木を左右にはね出させて、肘木と肘木とを木竿で連ねて苫を受けさせます。
— 幸田露伴 『幻談』 青空文庫
屋根と屋根との間には、勾欄の灰色や壁の白色や柱・斗拱の類の丹色や雲形肘木の黄色などがはさまっている。
— 和辻哲郎 『古寺巡礼』 青空文庫
○同じく 軒の肘木や屋根裏もなかなか面白い。
— 柳宗悦 『台湾の民藝について』 青空文庫
わかめ、あらめ、ひじきなど、磯の香も芬とした。
— 泉鏡花 『古狢』 青空文庫
お八ツ時分になると、甘党の松島は卓上電話で紅谷から生菓子を取り寄せ、玉露を煎れて呑んでいたが、晩餐には姐さんのためにてんやものの料理が決まって二三品食卓に並び、楽しい食事が始まるのだったが、彼自身は口がきわめて質素で、ひじきや煮豆で済ますのであった。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
渋色に塗った低めの長い食卓には、鉢から移された前菜の、生海胆、琵琶湖産の源五郎鮒の卵巣、日向産の生椎茸の油煮、熊の掌の煮付に添えたひじき、鴨のロース、仙台産の味噌で包んだ京の人蔘、など、これらが織部の小皿に並んでいる。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫
ひじきわけの女と言ふのは、歴代ひじき別なる称号によつて聖職に事へる名族が、伊勢にあつた事を意味する。
— 折口信夫 『和歌の発生と諸芸術との関係』 青空文庫
天武天皇崩御の条には、「青飯」の字をひじきおものと日本紀に訓註を施してゐる。
— 折口信夫 『和歌の発生と諸芸術との関係』 青空文庫
作例 · 標準
伝統的な木造建築では、柱と梁を繋ぐ重要な部材として肘木が使われる。
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(※建築用語)この寺院の屋根を支える構造には、精巧な肘木細工が見られる。
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「この建物の構造、どうなってるの?」「柱と梁の間に、この肘木(ひじき)でしっかりと固定されているんだ。」
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