照り返し
てりかえし
名詞
標準
reflection
文例 · 用例
水のように澄みきった秋の空、日は一間半ばかりの辺に傾いて、僕等二人が立って居る茄子畑を正面に照り返して居る。
— 伊藤左千夫 『野菊の墓』 青空文庫
〔腐植土のぬかるみよりの照り返し〕腐植土のぬかるみよりの照り返し、 材木の上のちひさき露店。
— 宮沢賢治 『文語詩稿 一百篇』 青空文庫
腐植土のぬかるみよりの照り返しに、 二銭の鏡あまたならべぬ。
— 宮沢賢治 『文語詩稿 一百篇』 青空文庫
腐植土のぬかるみよりの照り返しに、 すがめの子一人りんと立ちたり。
— 宮沢賢治 『文語詩稿 一百篇』 青空文庫
腐植土のぬかるみよりの照り返しに 二銭の鏡売るゝともなし。
— 宮沢賢治 『文語詩稿 一百篇』 青空文庫
この石の中ほどにたしか少しくぼんだところがあって、それによく雨水や打ち水がたまって空の光を照り返していたような記憶がある。
— 寺田寅彦 『庭の追憶』 青空文庫
始めはそれが積み立ての雪のやうに白いが、見るまに夕日を照り返して、あらん限りの纖微な紅と藍との色階を採る。
— 有島武郎 『秋』 青空文庫
彼れは庭から來る照り返しを避けるやうに隻眼を細めながら、生氣の充ち溢れた自然の小さな領土を眺めやつた。
— 有島武郎 『實驗室』 青空文庫
作例 · 標準
真夏の昼間、アスファルトからの「照り返し」が目に刺さるようだった。
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雪の日の「照り返し」は想像以上に強く、サングラスが手放せない。
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水面からの「照り返し」で、ヨットに乗っていると顔が焼けてしまう。
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