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断身

だんみ
名詞
1
標準
文例 · 用例
自分が愛する物を食うは愛の意に戻るようだが、愛極まる余りその物を不断身を離さずに伴うには、食うて自分の体内に入れその精分を我身に吸収し置くに越した事がない。
猪に関する民俗と伝説 十二支考 青空文庫
ところで、私の最初の記憶は何であるかと云ふと―― 私の祖母の匹偶で、名義上私の祖父にあたる人は、不断身持の悪い人であつたが、祖母に子供の生れないのを口実に、公然妾を設けることにした。
正宗白鳥 幼少の思ひ出 青空文庫
此人は色の淺黒い、氣の利いた好男子で、不斷身綺麗にしてゐる人のやうに思つてゐたが、病氣の診斷が極まつて餘程立つてからであつたにも拘はらず、果して少しも病人臭くはしてゐなかつた。
森林太郎 長谷川辰之助 青空文庫
「不斷身持が惡かつたといふが何處へ遊びに行つた」「岡場所を、あちこち漁つたやうです」「御藏前の板倉屋の話の出ることはなかつたか」「そんな、大町人の旦那衆は、私どもに掛り合つてくれません。
闇に飛ぶ箭 錢形平次捕物控 青空文庫