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内陣

ないじん
名詞
1
標準
inner sanctum
文例 · 用例
それから又一段上つて、云はば内陣ともあるべき幅一間程の細長い板の間の奥に龕がある。
平出修 夜烏 青空文庫
三十九年五月  内陣ほのかなる香炉のくゆり、日のにほひ、燈明のかげ、――文月のゆふべ、蒸し薫る三十三間堂の奥空色しづむ内陣の闇ほのぐらき静寂に、千一体の観世音かさなり立たす香の古びいと蕭やかに後背のにぶき列ぞ白みたる。
北原白秋 邪宗門 青空文庫
やがてその臣と左の足に故障のある窶々した住職が出て来た時には、監物たちは本堂の前に立って内陣に点った二三本の蝋燭の光に、大小の仏像の薄すらと浮いているのを眺めていた。
田中貢太郎 不動像の行方 青空文庫
余等坊に就きしの故を以て、直ちに内陣に入ることを得たり。
長塚節 草津行 青空文庫
見せ申すべきものありとて、われを本堂の内陣に誘ひ、壇に登りてマリア像の肩に両手をかけ、おもむろに前へ引き倒ふすに、その脚の下の蓮台と思しきものの辺、左右に引き開け、階段の降り口、大きく開けたり。
夢野久作 白くれない 青空文庫
こっそりと渡殿の欄干を匐い上り、本堂の外縁にまわり込んでみると、本堂の真背後に在る内陣と向い合った親柱を、最前の三多羅和尚が双肌脱ぎとなり、声こそ立てねエイヤエイヤと、調子を計って押しつ緩めつしているけはいである。
夢野久作 名娼満月 青空文庫
これは討手の群れが門外で騒いだとき、内陣からも、庫裡からも、何事が起ったかと、怪しんで出て来たのである。
森鴎外 山椒大夫 青空文庫
一同神官に導かれて拜殿に上り、こゝにて神官に祓ひ清められて、内陣深く進み入り、神官の後ろにひざまづく。
大町桂月 箱根神社祈願の記 青空文庫
作例 · 標準
神社の内陣は、一般の参拝客は立ち入ることができない。
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教会の内陣で、静かに祈りを捧げた。
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仏像は、本堂の内陣に安置されている。
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