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忌辰

きしん
名詞
1
標準
文例 · 用例
跋文を読むに、この書は二世|瑞仙晋の子|直温、字は子徳が、慶応元年九月六日に、初代瑞仙独美の五十年|忌辰に丁って、新に歴代の位牌を作り、併せてこれを纂記して、嶺松寺に納めたもので、直温の自筆である。
森鴎外 渋江抽斎 青空文庫
此日は享保十四年に若水の歿した忌辰であつた。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
」その百五十八 わたくしの引いた所の菅茶山の書牘が、此年文政七年八月十七日の後少くも十数日を経て作られたと云ふことは、蘭軒等が北条霞亭の忌辰に当つて、其墓に詣でたのが、既に茶山に知られてゐるを以て証することが出来る。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
実当先生七回忌辰矣。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
一、今年八月十七日は父の十三囘忌辰なれば、かねて兄達に謀りて、父の歌集一巻を刷物とし、紀念のため、有縁の人人に供養せんは如何にと言へば、皆よしと言ひつ。
與謝野禮嚴 禮嚴法師歌集 青空文庫
今ヤ一周年ノ忌辰ニ値ヒ、思旧感今ノ情ニ堪ル能ハズ、聊カ懇々ノ襟懐ヲ陳ズ。
成島柳北 祭舌文 青空文庫
『関根氏名人忌辰録』に国重〈二代豊国〉天保六年歿年五十九とあり。
永井荷風 江戸芸術論 青空文庫
しかしわたくしは大正|壬戌の年の夏森先生を喪ってから、毎年の忌辰にその墓を拝すべく弘福寺の墳苑に赴くので、一年に一回向島の堤を過らぬことはない。
永井荷風 向嶋 青空文庫