慎機
しんき
名詞
標準
文例 · 用例
而して英船モリソン号江戸に入らんとする警報は、和蘭の風説書によりて、漸く烱眼卓識なる士人の間に流布し、これがために渡辺登の『慎機論』、高野長英の『夢物語』出で来り。
— 徳富蘇峰 『吉田松陰』 青空文庫
長英の「夢物語」、崋山の「愼機論」を幕府が忌むところとなつて崋山は天保十二年、昌造十七歳のとき自殺し、長英は昌造が二十七歳、嘉永三年に自刄するまでは破獄したまま行衞不明だつた。
— 徳永直 『光をかかぐる人々』 青空文庫
以下渡邊崋山は「愼機論」を書き高野長英は「夢物語」を著はし、ひいて蠻社遭厄事件となつたことは周知の通りである。
— 徳永直 『光をかかぐる人々』 青空文庫