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偏固

へんこ異読 ヘンコ
形容動詞名詞
1
標準
obstinate
文例 · 用例
而して我徳川時代に於ける平民の位地を観察すること前陳の如くなりとせば、彼等は其「粋」をも、其「侠」をも偏固なる、矮少なる、むしろ卑下なる理想となしたることも亦、明らかならむ。
北村透谷 徳川氏時代の平民的理想 青空文庫
随って少年時代から魏叔子や陸宣公で培われた頭は露西亜の文学の近代的気分に触れてもその中に盛られた自由思想を容れるには余りに偏固になり過ぎていた。
内田魯庵 二葉亭追録 青空文庫
道綽や善導の言葉に依れば、仏の願力を強縁として乱想の凡夫も浄土に往生することが出来るのでございます」 と、その日はそれだけで別条もなく、法然は帰って了ったが、その後で顕真座主がいうのに、法然房は智恵は深遠だけれども、どうも人間に聊か偏固な欠点がある。
中里介山 法然行伝 青空文庫
文化方面のことについていうと、昔の日本の学者は、学問というものは他から何ごとかを学ぶことだと考えていたので、それがためにおのずから自己の学んだことを学んだままに崇信するようになり、そこから偏固な宗派心が彼らの間に養われて来た。
津田左右吉 〔『支那思想と日本』初版〕まえがき 青空文庫
」 梟はもう足を一寸枝からはづして、あげてお月さまにすかして見たり、大へんこまったやうでしたが、おしまひ仕方なしにあらん限り変な顔をしながら、「わたしのでさ。
宮沢賢治 林の底 青空文庫
こころこころをばなににたとへんこころはあぢさゐの花ももいろに咲く日はあれどうすむらさきの思ひ出ばかりはせんなくて。
萩原朔太郎 純情小曲集 青空文庫
弱い無智な貧乏人を慰めるのには、たいへんこまかい心使いがなければいけないものです。
太宰治 青空文庫
私はあなたを、少しの駈引きも無く、厳粛に根強く、尊敬しているつもりでありますけれども、それでも、先生、とお呼びする事に就いては、たいへんこだわりを感じます。
太宰治 風の便り 青空文庫
作例 · 標準
祖父は昔ながらの職人気質で非常に偏固なところがあり、新しい機械の導入には絶対に首を縦に振らなかった。
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彼の偏固な性格が災いし、チーム内の意見をまとめることができず、プロジェクトは頓挫してしまった。
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年をとってすっかり偏固になってしまった父を説得して、病院に行かせるのは一苦労だ。
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