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玄奥

げんおう
名詞
1
標準
文例 · 用例
もし密教の大道理からいえば、荼枳尼も大日、他の諸天も大日、玄奥秘密の意義理趣を談ずる上からは、甲乙の分け隔てはなくなる故にとかくを言うのも愚なことであるが、先ず荼枳尼として置こう。
幸田露伴 魔法修行者 青空文庫
若冠十五にして富樫白生流の玄奥と気楽流の拳法をきわめ、それより数十年山野を跋渉して苦業鍛錬のあげく鬼神の霊動を会得され、また長崎に於てオランダ医学を学び人体の秘奥をさぐってこれを剣の理法に活用されたのである。
坂口安吾 女剣士 青空文庫
当小山内の先祖はこの法神流三代を継いで今日に至ったが、余の代に至るまでともかく流祖の玄奥はこれを伝え得たかと思う。
坂口安吾 女剣士 青空文庫
法神流がいかに人体の秘奥玄奥をきわめた武技であっても、たかが一発のピストルにすら負けるのだ。
坂口安吾 女剣士 青空文庫
「すぐる二十五年前、オレがこの山中にはじめてこもって法神流の玄奥を自得して以来、このような不満は絶えて覚えたことがなかった。
坂口安吾 女剣士 青空文庫