雑具
ぞうぐ
名詞
標準
文例 · 用例
その上には色々の雑具を載せあり。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『家常茶飯』 青空文庫
」「勿論、」と簡単、がちゃりと雑具の中へ小刀を投出して、柳沢は大跨に開き直り、「最初、神月がその夫人との中に感情を害したのは、不幸にも結婚の第一|日、すなわち式を挙げた日だ。
— 泉鏡花 『湯島詣』 青空文庫
その死骸はな、よく死んだことを見極めて、家内の雑具部屋へ入れておけ。
— 泉鏡花 『活人形』 青空文庫
「手足を縛って猿轡を噛まして、雑具部屋へ入れときました。
— 泉鏡花 『活人形』 青空文庫
かくてかの密室より、お藤を助け出しつつ、かたのごとく老婆を縛りてまた雑具部屋へ引取りしを、知る者絶えて無りけり。
— 泉鏡花 『活人形』 青空文庫
それより泰助は庭の空井戸の中にお藤を忍ばせ、再び雑具部屋へ引返して旧のごとく死を粧い、身動きもせでいたりしかば、二三度八蔵が見廻りしも全く死したる者と信じて、かくとは思い懸けざりき。
— 泉鏡花 『活人形』 青空文庫
網や雑具を入れるのであります。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
しかし、現在では改装されておりまして、雑具を置く室になっておりますが」 ところが、広間を横切って廊下を歩んで行くにつれて、水流の轟きはいよいよ近くに迫ってくる。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫