跋渉
ばっしょう
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
wandering
文例 · 用例
闊歩横行、登攀、跋渉、そんな事はお茶の子で。
— 泉鏡太郎 『十和田湖』 青空文庫
恰も財力乏しく、地位亦低きの旅行者が、馬にも乘れず、車にも乘れず、只管雙脚の力を頼むより他に山河跋渉の道なきと同樣である。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
私の父親は日露戦争当時から、日本の軍事探偵となって、満洲|西比利亜方面を跋渉しているうちに、松花江の沿岸で、素晴らしい金鉱を幾個所となく発見していた。
— 夢野久作 『冥土行進曲』 青空文庫
其腰から脚にかけての構造は如何なる険阻を跋渉しても疲労を感ぜしめないであらうと想像せられる。
— 長塚節 『しらくちの花』 青空文庫
自分は近傍一二里の間はどんな小徑でも跋渉して見た。
— 長塚節 『教師』 青空文庫
佐治君は、「私は自分の境遇と性情とがかういふ深山を跋渉することを許さないだらうと思ひます。
— 長塚節 『教師』 青空文庫
それはちょうど財力乏しく地位また低い旅行者が、馬にも乗れず車にも乗れず、ひたすら二ツの脚の力を頼むより他に山河跋渉の方法がないのと同様なのである。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
他人の影響下で生活をすることを嫌うとしても、先賢古聖を信従しないで学び得るところは無いのに、自大自尊の情だけが昂ぶり、やたらと我を立てて自らを用い、遠路を駆け抜け、大河を跋渉するようなことは、危なし殆しというべきで、愚かで無茶というものである。
— 幸田露伴 『悦楽(現代訳)』 青空文庫
作例 · 標準
研究のために、彼は未開の地を跋渉した。
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険しい山道を跋渉し、ようやく頂上に辿り着いた。
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長い間の跋渉で、彼の靴はすっかり擦り減っていた。
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