帰山
きさん
名詞
標準
文例 · 用例
・松のお寺のしぐれとなつて・遠く近く波音のしぐれてくる一月八日 雪、行程六里、芦屋町 (三〇・下)ぢつとしてゐられなくて、俊和尚帰山まで行乞するつもりで出かける、さすがにこのあたりの松原はうつくしい、最も日本的な風景だ。
— 種田山頭火 『行乞記』 青空文庫
和尚さん久しぶりに帰山。
— 種田山頭火 『松山日記』 青空文庫
夜ふけて帰山、私はY君の厄介になつた、おそくまでいろ/\話した。
— 種田山頭火 『松山日記』 青空文庫
忠琢は帰山氏を娶つて四子六女を挙げた。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
忠琢の歿後には妻|帰山氏が遺つた。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
此度は十分に御推敲下され大痴帰山候節御遣し下されたく御失念なく願上候。
— 永井荷風 『下谷叢話』 青空文庫
「大痴帰山の節」とあるのは梅痴の弟子に大痴というものがいたのであろう。
— 永井荷風 『下谷叢話』 青空文庫
周はそこで成の剣を借りて細君の首を斬り、その腸を庭の樹の枝にかけて、成に従って帰山の途についた。
— 蒲松齢 『成仙』 青空文庫