呑師
のみし
名詞
標準
heavy drinker
文例 · 用例
夕風さと袂をはらひて、波立ち騷ぐ音のみしるし。
— 萩原朔太郎 『花あやめ』 青空文庫
宿屋の親爺ののみしろを一服めぐんでもらったので、喜んで吸ってみると、それは実に不思議な強烈な原始的の味をもった煙草であった。
— 寺田寅彦 『夏』 青空文庫
からくみやこにたどりける、 芝雀は旅をものがたり、「その小屋掛けのうしろには、 寒げなる山によきによきと、立ちし」とばかり口つぐみ、 とみにわらひにまぎらして、渋茶をしげにのみしてふ、 そのことまことうべなれや。
— 宮沢賢治 『文語詩稿 一百篇』 青空文庫
流体力学の専門家はその古色|蒼然たる基礎方程式を通してのみしか流体を見ないから、いつまでたってもその方程式に含まれていない種類の現象に目の明く日は来ない。
— 寺田寅彦 『物理学圏外の物理的現象』 青空文庫
シカゴ市のある男は七十九秒間に生玉子を四十個まるのみしてレコードを取ったが、さっそく医者のやっかいになったとある。
— 寺田寅彦 『記録狂時代』 青空文庫
ほんとうに社会の利益のみしか考えない人ばかりならばその必要はないが、この用心はだれも知るとおり今のところどうしても必要である。
— 寺田寅彦 『一つの思考実験』 青空文庫
煙草盆に香の薫のみして、座にいまだ人影なき時、瀧君の此の光景は、眞田が六文錢の伏勢の如く、諸葛亮の八門遁甲の備に似て居る。
— 泉鏡太郎 『九九九會小記』 青空文庫
はたしてその言のごとく、煙管は不快き脂の音のみして、煙の通うこと縷よりわずかなり。
— 泉鏡花 『義血侠血』 青空文庫
作例 · 標準
彼は昔気質の呑師で、どんな酒でも平気で大ジョッキで飲んだ。
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「君は呑師みたいに飲むね!」と友人は笑ったが、私は少し顔が赤くなった。
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呑師と呼ばれるような人たちは、アルコールに対する耐性が驚くほど高い。
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