夜の帳
よるのとばり
表現名詞
標準
veil of darkness
文例 · 用例
……夜の帳はやゝ迫る。
— 泉鏡太郎 『十和田湖』 青空文庫
眠っていよいよ尊げに見え、夜の帳に引き包まれて益々美しいその姿は「聖壇」から真正面にあった。
— 国枝史郎 『神州纐纈城』 青空文庫
二つながら黒々と夜の帳に包まれている。
— 国枝史郎 『神州纐纈城』 青空文庫
夜の帳が降りかかると、再びその姿は見えはじめ、湖面に影像を落して、その後ろには陰影が顫へながらついて行く。
— VECHERA NA HUTORE BLIZ DIKANIKI 『ディカーニカ近郷夜話 後篇』 青空文庫
試みに開巻第一の歌 夜の帳にさきめきあまき星の今を下界の人の鬢のほつれよ を取つて見よう。
— 平野萬里 『晶子鑑賞』 青空文庫
初秋の月世界はいと静かに涼しき夜の帳に睡り、黄金の魚一つその差延べし手に光りぬ、初秋の月。
— 與謝野晶子 『晶子詩篇全集』 青空文庫
」 夜の帳が下り、狼たちは丘で吠え、怖がった羊たちはハイタの足元に集まっていました。
— A. ビアス A.Bierce 『羊飼いハイタ』 青空文庫
山岳は夜の帳をかかげて、下界の子の歓びにほほえむように、この群集を見下ろしておる。
— 辻村伊助 『続スウィス日記(千九百二十三年稿)』 青空文庫
作例 · 標準
夜のとばりが降り、あたりは静寂に包まれた。
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夜のとばりの中に、星々が瞬き始めた。
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夜のとばりが降りる頃、彼は一人、家路についた。
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