那心
那心
名詞
標準
文例 · 用例
其を若し彼の人達が見たら如何那心持がするでしょう、僕は知らん振りをしては居られません。
— 宮本百合子 『私の見た米国の少年』 青空文庫
此那心持だと勉強する気にもなれない。
— 一九一六年(大正五年) 『日記』 青空文庫
人気とは彼那心理か。
— 一九二一年(大正十年) 『日記』 青空文庫
それをいつも断るのも辛いし、行ったらあとに又此那心持がするのかと思うと、全く此ままではつづけられない。
— 一九二一年(大正十年) 『日記』 青空文庫
此那心持は、母になったのかと云う疑を持った時、誰でも持つものだろうか、それを待ち歓ぶ人には、喜びの音ずれだろうが自分には仮令一瞬でも地獄だ。
— 一九二二年(大正十一年) 『日記』 青空文庫
大抵の女は、生活に無意識で此那心持を味わわないか、又此心持を特別な状況と意識しない程度に日常の生活が、それに捕われ、それを中心にして居るのかもしれない。
— 一九二二年(大正十一年) 『日記』 青空文庫
日常生活に於ては、此処まで心持が細かく洞見されず、其那心持でしても、猶、親切心として買われるところに、殆んど宿命的な不純さがある。
— 一九二三年(大正十二年) 『日記』 青空文庫