炊爨
すいさん
名詞
標準
文例 · 用例
そのほかは常に未明より起き出で、田畠を作り、風呂を湧かし、炊爨の事を欠かさず。
— 夢野久作 『白くれない』 青空文庫
米友は遠慮なく、中へ入って調べてみると、米塩があり、炊爨具があり、経机があり、経巻があり、木魚があり、鉦がある。
— 恐山の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
協同献立、協同炊爨、協同託児所のごときがそれであります。
— 岸田國士 『生活の黎明』 青空文庫
わが家金富町より一番町に移りし頃久斎は病みて世を去り、その妻しんといへるもの、わが家に来りて炊爨浣滌の労を取り、わづかなる給料にて老いたる姑と幼きものとを養ひぬ。
— 永井荷風 『礫川記』 青空文庫