半兵衛
はんべえ
名詞
標準
feigned ignorance
文例 · 用例
後から考えてみると、数回この山に登った奴が全然知らぬ道理はない、きっとこの雨の中を汲みに遣られては堪らぬと、自分等も咽の渇くのを我慢して、焚火に噛り着いていたいため、知らぬ顔の半兵衛を極め込んでいたものと見える。
— 押川春浪 『本州横断 癇癪徒歩旅行』 青空文庫
半兵衛と云う猟師は鉄砲と係蹄を持って吉延の谷へ往った。
— 田中貢太郎 『山の怪』 青空文庫
半兵衛は煙草を喫みながら耳を澄まして、獣の跫音がしやしないかと注意していた。
— 田中貢太郎 『山の怪』 青空文庫
半兵衛は朝の餌を探しに来る獣がもう動きだす時刻だと思ったので、煙管を胴乱に収めてしっかりと腰に差し、立て掛けてあった鉄砲を隻手に持って何時でも撃てるように身がまえをした。
— 田中貢太郎 『山の怪』 青空文庫
半兵衛はそれを見つけた。
— 田中貢太郎 『山の怪』 青空文庫
半兵衛は眼をひかずにそれを見ていた。
— 田中貢太郎 『山の怪』 青空文庫
(けたいなこともあるものじゃ) 半兵衛は鬼魅がわるかった。
— 田中貢太郎 『山の怪』 青空文庫
その半兵衛の眼の前を灰毛の大きな体のものが掠めた。
— 田中貢太郎 『山の怪』 青空文庫
作例 · 標準
彼は、知らないふりをして(半兵衛をして)、相手の出方を探っていた。
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その質問には答えられないので、彼は半兵衛を決め込んだ。
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「あら、そんなことも知らないの?(半兵衛?)」と、彼女は疑いの目を向けた。
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