歩
ぶ
名詞頻度ランク #2196 · 青空 8240 例
標準
bu
文例 · 用例
その空をみながら、また街の中をみながら、歩いてゆく私はもはや此の世のことを考へず、さりとて死んでいつたもののことも考へてはゐないのです。
— 中原中也 『死別の翌日』 青空文庫
みたばかりの死に茫然として、卑怯にも似た感情を抱いて私は歩いてゐたと告白せねばなりません。
— 中原中也 『死別の翌日』 青空文庫
いいえ、これは、僕の無理だ、 こんなに、野道を歩いてゐながら 野道に、食物、ありはしない。
— 中原中也 『別離』 青空文庫
熊本へ出張して一と晩久しぶりで旅人の気分で歩いたが、熊本といふ所はいい所です 火山地方特有の落付がありますとも書いてゐた。
— 中原中也 『詩集 浚渫船』 青空文庫
今日も彼は紺の背広を着て熊のやうにしづ/\と南国の夏の町を歩いてゐるのであらう。
— 中原中也 『詩集 浚渫船』 青空文庫
まひる利根川のほとりを歩めば、二人歩めばしばなくつぐみ、つぐみの鳴くに感じたるわが友のしんじつは尚深けれども、いまもわが身の身うちよりもえいづる、永日の嘆きはいやさらにときがたし、まことに故郷の春はさびしく、ここらへて山際の雪消ゆるを見ず。
— 萩原朔太郎 『利根川の岸邊より』 青空文庫
ぎたる彈くひと萩原朔太郎ぎたる彈く、ぎたる彈く、ひとりしおもへば、たそがれは音なくあゆみ、石造の都會、またその上を走る汽車、電車のたぐひ、それら音なくして過ぎゆくごとし、わが愛のごときも永遠の歩行をやめず、ゆくもかへるも、やさしくなみだにうるみ、ひとびとの瞳は街路にとぢらる。
— 萩原朔太郎 『ぎたる彈くひと』 青空文庫
ああ いのちの孤獨、われより出でて徘徊し、歩道に種を蒔きてゆく、種を蒔くひと、みづを撒くひと、光るしやつぽのひと、そのこども、しぬびあるきのたそがれに、眼もおよばぬ東京の、いはんかたなきはるけさおぼえ、ぎたる彈く、ぎたる彈く。
— 萩原朔太郎 『ぎたる彈くひと』 青空文庫
作例 · 標準
農地の面積を計算する際、昔からの慣習で坪ではなく歩という単位を使う地域がある。
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この図面によると、庭の広さはおよそ二十歩ほどになる計算だ。
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祖父が残してくれた畑は、わずか五十歩ばかりの小さな土地だった。
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標準
commission
作例 · 標準
彼は歩のいい仕事を見つけると、すぐに飛びついて徹夜で作業を終わらせてしまう。
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その仲介業者は、取引が成立するごとに一割の歩を要求してきた。
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給料は基本給に加えて、契約件数に応じた歩が上乗せされるシステムになっている。
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標準
exactly
作例 · 標準
銀行の金利が数歩上がっただけで、住宅ローンの返済額には大きな影響が出る。
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昔の金利計算では、一割の十分の一を歩と呼んでおり、日歩などの言葉にその名残がある。
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その商品の割引率はわずか数歩程度だったので、わざわざ遠くまで買いに行くのはやめた。
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