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ほぞ
名詞
1
標準
tenon
文例 · 用例
かならず後悔ほぞを噛むと知つてゐながら、興奮するとつい、それこそ「廻らぬ舌に鞭打ち鞭打ち」口をとがらせて呶々と支離滅裂の事を言ひ出し、相手の心に軽蔑どころか、憐憫の情をさへ起させてしまふのは、これも私の哀しい宿命の一つらしい。
太宰治 津軽 青空文庫
私はいつでも口ごもり、ひどく誤解されて、たいてい負けて、そうして深夜ひとり寝床の中で、ああ、あの時にはこう言いかえしてやればよかった、しまった、あの時、颯っと帰って来ればよかった、しまった、と後悔ほぞを噛む思いに眠れず転輾している有様なのだから、偉いどころか、最劣敗者とでもいうようなところだ。
太宰治 鉄面皮 青空文庫
例の(ほぞんかけたか)を此の邊では、(きよきよらツ、きよツ/\)と聞くらしい。
泉鏡花 城崎を憶ふ 青空文庫
我れ汝らが頭きらむといふはよきかうべにして素の形につけえさせむと思ふにこそといへば、いよ/\訝しみ駭けるさまにて命死なむことの恐ろしといひて垣のもととほぞきて唯否とのみいひけり。
長塚節 長塚節歌集 中 青空文庫
後悔のほぞばかり噛みがちな酩酊輩にとつては、慈雨にもまさるありがたさである。
牧野信一 久保田万太郎 青空文庫
おめえはほぞの緒切ってはじめてなんだろうから、後学のため、本場の花魁の顔をよく拝んでおきなよ。
京人形大尽 右門捕物帖 青空文庫
「殺そうと生かそうとままにしやがれ」覚悟のほぞをきめたのである。
国枝史郎 剣侠受難 青空文庫
「よし一番戦ってやろう」決心のほぞはかためたが、気にかかるは巻軸である。
国枝史郎 剣侠受難 青空文庫
作例 · 標準
この家具は、穴でしっかりと組まれている。
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大工は、木材に正確なを刻んでいた。
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継ぎは、日本の伝統的な木工技術の一つだ。
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