雑劇
ざつげき
名詞
標準
文例 · 用例
多少雑劇などに残つてる計りで、今日からは精確の状態は知り難いのである。
— 幸田露伴 『侠客の種類』 青空文庫
――この鼠が、これから雑劇の所謂楔子を演じようと云う役者なのである。
— 芥川龍之介 『仙人』 青空文庫
其他のものは雑劇と呼んでも宜いので、全く在つても無くてもいゝ様な芝居が無数にあります。
— 岸田國士 『日本演劇の特質』 青空文庫
金有院本雑劇其実一也。
— 永井荷風 『小説作法』 青空文庫
金に院本、雑劇有り、其の実は一なり。
— 永井荷風 『小説作法』 青空文庫
また、印刷の術が進み、書籍の版行も普及され、街には、まだ雑劇の揺籃期だが、演劇も現われ、すべて宋朝の特長とする文治政治はこの前後に或る頂点を示したといってよい。
— 吉川英治 『新・水滸伝』 青空文庫
六 支那の雜劇、稗史、小説等のうちにも、人肉食用の記事の尠からざることは、有名なフランスの Bazin が夙に注意して居る(Chine Moderne. pp. 460, 461)。
— 桑原隲藏 『支那人間に於ける食人肉の風習』 青空文庫
同校に支那語科の入つたのは一千八百四十一年で、最初の教授は元雜劇の飜譯者紹介者として知られて居る Bazin(A.P.Louis 1799-1863)であつたが、此處も現任の 〔Vissie`re〕 氏まで六人の教授を經て居る(四)。
— 狩野直喜 『續狗尾録』 青空文庫
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雑劇(ざつげき)とは、中国の古典的な演劇である戯曲形式の一つ。主として北方系の曲調である北曲を用い、宋・元時代において隆盛した。ただし、「雑」とあるようにさまざまな時代や地域のものを含む。一般には多く元雑劇(元人雑劇)のことを指す。雑劇は曲(うた)・科(しぐさ)・白(せりふ)を伴った歌劇の一種である。
出典: 雑劇 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0