足拍子
あしびょうし
名詞
標準
beating time with one's foot
文例 · 用例
下駄、草履、靴、素足、紺|足袋、白足袋が音頭に合せて足拍子を揃えている。
— 九鬼周造 『祇園の枝垂桜』 青空文庫
するとその小兒はすぐ立ち上つて、その籠の中で足拍子をとるのだつた。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『「マルテ・ロオリッツ・ブリッゲの手記」から』 青空文庫
歌女寿の家では夜がふけると、暗い稽古舞台の上で誰ともなしにとんとん足拍子を踏む音が微かに聞えるという薄気味の悪い噂が立った。
— お化け師匠 『半七捕物帳』 青空文庫
音楽の最も簡単なものを取ってみると、それは日蓮宗の太鼓や野蛮人の手拍子足拍子のようなもので、これは同一な音の律動的な進行に過ぎない。
— 寺田寅彦 『連句雑俎』 青空文庫
律動的な音は子供でも野蛮人でも自然に踊り出させるのであるが、無声無伴楽映画のかなり律動的な場面を見ても、訓練されない観客はなかなか足拍子手拍子をとるような気分にはならないのである。
— 寺田寅彦 『映画芸術』 青空文庫
あの力なさは足拍子でない。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
トウン――と、足拍子を踏むと、膝を敷き、落した肩を左から片膚脱いだ、淡紅の薄い肌襦袢に膚が透く。
— 泉鏡花 『木の子説法』 青空文庫
」「ははあ、いや、その足拍子を入れられては、やわな謡は断れて飛ぶじゃよ。
— 泉鏡花 『歌行燈』 青空文庫
作例 · 標準
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